ポスター展示

研究紹介ポスター(2024年9月2日更新)

01

【テーマ】在宅医療を支援するための振動センサーを用いた呼吸状態解析技術

本展示では、安価で使い捨て可能な簡易振動センサーを用いることで、在宅で医療を受ける患者の呼吸異常を早期に検出し、アラートを発する技術に関する研究を紹介します。この研究では、呼吸による体の動きから異常を検出することで、従来のパルスオキシメーターが測定する血中酸素濃度よりも早期に呼吸異常を発見することが可能になります。

【研究者】

情報科学研究科?情報工学専攻
コンピューティング講座コンピュータアーキテクチャグループ

  • (代表)教授 弘中 哲夫
  • 助教 窪田 昌史
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02

【テーマ】量子コンピュータを用いた古典アルゴリズムの高速化

問題に対する最適な解決策を見つけるために、大量の情報を選別する必要があるアルゴリズムが多数あります。この検索がツリーまたはグラフ上で行われる場合、量子アルゴリズムにより、解の発見が、場合によっては指数関数的に高速化されます。この研究では、グラフの構造を持つ問題を研究し、システムの統一されたフレームワーク内で開発できる量子アルゴリズムを指します。これにより、いわゆる古典的問題の量子化が容易になります。

【研究者】

情報科学研究科?情報工学専攻
LSI設計?製造支援システム開発チーム

  • 准教授 ルカック?マーティン

03

【テーマ】AIによるLSI製造品質の向上に関する研究

LSIの高集積化?微細化に伴い、製造時の品質管理がますます困難になっています。製造後に不具合を起こしそうな箇所を、設計時に AI を用いて検出することで品質向上を図る研究を紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?情報工学専攻
LSI設計?製造支援システム開発チーム

  • (代表)講師 稲木 雅人
  • 教授 永山 忍

04

【テーマ】安心?安全な生活に役立つ自然界に学んだ無線LAN技術
?同期現象の仕組みを使って超混雑状態でも快適にネットに繋がるWiFiを目指す?

本展示では、自然界で起きている同期現象(ホタルの点滅同期やメトロノームの周期同期など)を参考にした超混雑でもアクセス可能な無線LAN技術の研究を紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?情報工学専攻

  • (代表)准教授 小畑 博靖
  • 教授 高野 知佐
  • 教授 石田 賢治

05

【テーマ】安心?安全な生活に役立つ自然界に学んだ無線LAN技術
?物質粒子が移動しつつ拡散する現象を応用して高速なWiFi接続先を予測する?

自然界の現象は物理学的な考えで説明できる場合があります。特に物質の「流れ」と「拡散」を表現する移流拡散現象もその一つです。本展示では、移流拡散方程式をベースにした高速なWiFi接続先を予測する技術について紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?情報工学専攻

  • (代表)准教授 小畑 博靖
  • 教授 高野 知佐
  • 教授 石田 賢治
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06

【テーマ】ホログラフィーによる3D原子イメージング
?放射光を利用した材料分析?開発?

ホログラフィとは、3次元(3D)物体像を記録?再生する技法で、身近には、紙幣などの偽造防止に使われています。この技法をナノメートルの世界に応用すると、原子の並びを3D再生させることができます。この技術を用いて、多くの他大学、研究機関、企業さんと共同研究を実施しています。

【研究者】

情報科学研究科?情報工学専攻

  • 准教授 八方 直久
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07

【テーマ】電波を利用したIoTモニタリングの研究

本展示では、モニタリングネットワーク研究グループで取り組んでいる、電波や無線の特徴を利用した災害センシングや電波伝搬特性の測定技術に関する研究開発を紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?情報工学専攻
センシング講座?モニタリングネットワーク研究グループ

  • (代表)講師 新 浩一
  • 教授 西 正博
  • 講師 小林 真

08

【テーマ】IoT時代のデータ活用
~深層学習を用いた時系列データ分類~

未分類の時系列データを高精度に分類する手法が求められています。本展示では、センサデータを対象とした時系列データ分類手法とその応用について紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?知能工学専攻
データ科学講座?データ工学グループ時系列データ分析チーム

  • (代表)教授 田村 慶一
  • 東谷 有真(院生)
  • 宮本 颯矢(院生)
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09

【テーマ】プライバシー保護とデータ活用の両立を目指して
~モデル蒸留に基づく連合学習~

個人が持つデータを集めることなく機械学習を行う連合学習が注目されています。本展示では、データとモデルそのものも秘匿できるモデル蒸留に基づく連合学習とその応用について紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?知能工学専攻
データ科学講座?データ工学グループ連合学習チーム

  • (代表)教授 田村 慶一
  • 阿比留 祥太(院生)
  • 宮本 颯矢(院生)
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10

【テーマ】 AIを悪意のある攻撃から守れ
~敵対的攻撃の検出手法に関する研究~

データに悪意のある細工を施して深層学習のモデルをだます敵対的攻撃が問題になっています。本展示では、音声データや時系列データに対する敵対的攻撃とそれらを検出する手法について紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?知能工学専攻

  • 教授 田村 慶一
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11

【テーマ】XR技術を活用した教科学習?訓練支援手法に関する研究

バーチャルリアリティや拡張現実感、複合現実などXRと呼ばれる技術を活用した、教育分野での学習やスポーツ?音楽演奏などの訓練を支援する手法と可能性について紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?知能工学専攻
人間情報学講座?学習工学グループ

  • (代表)講師 岡本 勝
  • 教授 松原 行宏
  • 准教授 毛利 考佑
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12

【テーマ】車いすの運転支援時における人間?システムの行動意図の共有方法

パーソナルモビリティの安全性を高めるためには、運転支援の技術の導入が有望です。運転システムが利用者の意図と一致して支援を行う方法として、システムの理解?予測状況をユーザに提示する方法を提案します。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • (代表)准教授 池田 徹志
  • 保本 隆之介(院生)

13

【テーマ】協調運転時に利用者が支援強度を変更可能な車いすロボットの評価

システムが運転支援を行う協調運転時に、利用者が運転しやすい支援方法の確立を目指しています。本研究では、システムによる支援の強度を状況に応じて利用者が変更できる運転方式の評価を行います。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • (代表)准教授 池田 徹志
  • 古屋 来季(院生)
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14

【テーマ】移動領域の投影により複数の歩行者を誘導する移動ロボット

配達や案内を行うサービスロボットが日常環境で人と共存する際には、周囲の人が歩きやすいように振る舞うことが求められます。プロジェクタによる投影を用いて自分の将来の経路を示し、すれ違って移動する歩行者を誘導する方法を提案します。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • (代表)准教授 池田 徹志
  • 岸 翼(院生)
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15

【テーマ】車体重心の変動に対応可能な軽トラック運転支援システム

道路整備が遅れている中山間地域で暮らす高齢者にとって軽トラックの運転に多くの負担が生じています。特に傾斜地では積載物の重量変化に対する車体姿勢維持は平地以上に困難となり、高齢者の適応限界を既に超えています。そこで我々は車体重心変動に適応しつつ運転者自身の運転スタイルを維持できる運転支援システムの開発状況について報告します。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • (代表)助教 齊藤 充行
  • 助教 髙橋 雄三
  • 助教 小作 敏晴
  • 助教 辻 勝弘
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16

【テーマ】環境外乱にロバストな予測車両走行モデルのリアルタイムモデリング法

安全?安心な自動運転を実現するためには、道路形状や走行状況の変動に応じて生成される目標軌道に精度良く追従できる制御入力(車両の速度とハンドル舵角)をリアルタイムかつ高精度に求める必要があります。本展示では、走行中にそのような制御入力を求めるための車両走行モデルを適応的に同定する方法を紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • 助教 齊藤 充行
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17

【テーマ】都市環境の分散型電源に適応した小型垂直軸風車の開発

災害時の電源確保や脱炭素社会の実現に向けた対策として分散型電源が注目されています。小型垂直軸風車は、騒音や景観などへの配慮が必要な都市部での分散設置に適した発電装置の一つです。本会では高効率化を目的としてブレードの電動式ピッチ角制御機構を導入した「垂直軸可変ピッチ風車」の開発状況について報告します。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • 助教 小作 敏晴
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18

【テーマ】回路シミュレーション用デバイスモデルの開発

LSI設計における回路シミュレーションの役割はますます重要になってきており、そのシミュレーション精度はデバイスモデルとそれに用いられるパラメータに強く依存しています。ここでは、主に高耐圧用MOSFETの回路シミュレーション用デバイスモデル(サブサーキットモデル)の開発およびそれに伴うモデルパラメータの抽出?測定技術に関する研究について紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • 助教 辻 勝弘
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19

【テーマ】AI耳標センサシステム

Society5.0の実用の一つとして、家畜の耳標から体内伝導音による生体情報をクラウドAIに入力し、呼吸器病の早期発見システムを構築しています。農家はそれらの存在を意識させず、結果のみ携帯などを通じて早期に通知するものを紹介します。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • (代表)教授 石光 俊介
  • 特任教授 湯本 誠司
  • 助教 カストナー?マーク?アウレル

20

【テーマ】車内環境のウェルビーイングサウンドデザイン

自動車騒音規制がフェーズ3となり、自動運転、EV化が進む中、車内環境のサウンドデザインもよりウエルビーイングが求められています。企業との取り組みについて紹介する。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • 教授 石光 俊介

21

【テーマ】聴感印象の視覚化とサウンドデザイン

聴感印象について、「なめらか」「明瞭度がある」など言葉で表現することが多いが、印象を視覚化すると、新たな評価に繋がる可能性がある。その取り組みについて紹介する。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • (代表)教授 石光 俊介
  • 助教 カストナー?マーク?アウレル

22

【テーマ】韓国語を対象とした音声分解技術

音素や音声記号を単位としたブラインド音源分離を実現し、ブラインド音声処理の実現のための研究を行っている。本研究では対象を韓国語単音節とした結果について報告する。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻
インターフェースデザイン講座?音声信号処理研究グループ

  • (代表)准教授 中山 仁史
  • 大島 風雅(院生)
  • 梨和 美佑(院生)
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23

【テーマ】顎顔面形状と咬合状態の音響特徴分析

口腔は顎形状や歯列などの形態的な状態と発声や咀嚼といった機能的な状態で評価を行う必要があります。本研究では顎顔面形状と咬合状態を形態と機能の両面での関係性を明らかにするための音響的分析を行っている。本研究ではこれらの目的を明らかにする研究成果についての報告を行います。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻
インターフェースデザイン講座?音声信号処理研究グループ

  • (代表)准教授 中山 仁史
  • 藤村 秀弥(院生)
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24

【テーマ】人間が抱くような印象を理解できる情報システムへ

人間と情報システムとの相互作用には、人間の感情や印象まで理解するべきです。人間工学は心理学等を考慮した学際的なアプローチが必要です。そのため、私の研究では、心理言語学の理論を導入し、人間が抱くような印象を理解できる情報システムを目指しています。単語のイメージしやすさから存在しない単語の印象まで、本発表では心理学言語学手法を応用したアイデアを提案します。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • 助教 カストナー?マーク?アウレル
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25

【テーマ】エクスペリエンス?デザインにおける“無意識の行動変容”の作り込み

ヒトと機械?環境との間のインタラクションの円滑化において明示的な情報(指示や説明)の提示機会を減らし、非明示的な情報(印象?メンタルモデルなど)の提示によって獲得済みスキルに基づく無意識の行動の誘発を目指したインタフェースのデザインが重要です。そこで本報告では無意識の行動変容を定量的に把握する手法について概説します。

【研究者】

情報科学研究科?システム工学専攻

  • 助教 高橋 雄三
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26

【テーマ】MEMS技術とそれの医用応用

マイクロ?ナノメートルのサイズで機能するMEMS技術とそれの医用応用に関する研究開発を紹介します。
⑴ 肺内部での呼気吸気計測を可能とする生体情報極限計測技術の開発
⑵ マイクロニードルを応用した次世代経皮吸収剤技術の開発
⑶ MEMS技術を用いたウエアラブル、フレキシブルセンサシステムの開発

【研究者】

情報科学研究科?医用情報科学専攻
医用情報科学講座?医用ロボット研究グループ

  • (代表)教授 式田 光宏
  • 准教授 長谷川 義大
  • 講師 アル?ファリシィ ムハンマド?サルマン
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27

【テーマ】病気の診断に用いるアミノ酸計測用小型装置の開発

臨床医療や予防医療の分野において、血液中のアミノ酸濃度の分析を行うことはがんや糖尿病、肝臓病などの疾患の早期発見に極めて有効であることが知られています。本研究では、臨床計測や食品の品質管理?分析への応用を目指した20種類のアミノ酸濃度を簡便に計測可能なバイオセンサー型の小型装置の開発を行っています。将来的には一つの小型装置あるいは分析キットで複数の病態の診断が可能となり、また病気の早期発見や病態異常への早期対処が出来るため、患者のみならず健常な人の医療や食に対する安心?安全を向上させることができます。

【研究者】

情報科学研究科?医用情報科学専攻

  • 准教授 釘宮 章光

大学発ベンチャー

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【事業紹介】各種VR機器の製造販売

ユーザの進行方向に大腿部を支持し、歩行動作に応じて映像を変化させることによってVR空間内の歩行移動を錯覚させる歩行感覚呈示装置や、支柱の代わりに球面体を用い、転がり運動によって少ない力で大きな揺動を実現可能なモーションプラットフォーム等、これまでにない新しいタイプの各種VR機器を提供しています。

【企業名】

情報科学研究科?システム工学専攻
株式会社Movere

  • 代表取締役 脇田 航
    ※代表者は情報科学研究科システム工学専攻准教授
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市大生チャレンジ事業

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【テーマ】地域のデジタルインフラを目指す、コミュニケーションアプリCocBan(コクバン)

「CocBan(コクバン)」は、地域コミュニケーションを円滑にするアプリです。誰もが簡単に利用できる直感的なインターフェイスを備え、地域住民同士の情報交換や助け合いを促進します。今後の展望として、地域経済などの活性化なども支援し、デジタルインフラとしての役割を果たします。(市大生チャレンジ採択事業)

【研究者】

CocBan

    • (代表)山﨑 陽介(院生)
    • 梅田 創(院生)
    • 山根 愛実(院生)
      • (アドバイザー)教授 弘中 哲夫

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